部内ロボコンを見に行ってきた【後編】 (さて結果は如何に!?)
皆さんこんにちは、紫夜千景です。
お昼に辛いラーメン食べたんですが、意外と辛くて苦戦しました。
さて、本日も昨日に続きまして部内ロボコンの内容となります!
本日は、皆様気になるであろう試合内容をお送りしたいと思います。
昨日の記事でルールや機体の説明などをさせていただきましたが、念のためルールを簡単に振り返っておきます。
- 中央の台にジュースの缶を配置して得点を得る
- 下の段に配置すると40点、上の段に配置すると100点
- 倒れてしまっても段の上にあるなら1点
- 10本の缶をすべて上の段に配置出来たらその時点で勝利
というルールになっています。
各チームの機体の特徴を簡単に説明すると
Aチーム:缶の回収にBチームより時間がかかるが、10本一度に配置可能。
Bチーム:一度に運べる缶の数はAチームより少ないが、短時間での配置可能。
5月5日追記:Bチームの機体も最大10本同時に運ぶことができるそうですが、配置は左右1本ずつ行う必要があるそうです。
というAチームとBチームで機体の特色が対比している感じになっています。
さて、試合開始です!!!
まずはAチームの機体は真っ先にZONe回収へと乗り出しました。
Aチームは、機体先端にある金属棒に取り付けられたチューブを回転させることで缶を回収する機構を採用しています。
Aチームはエリア内の9本の缶を回収し、一度スタートゾーンへと戻ります。
1本は回収が困難だと判断し撤退しました。
機体がスタートゾーンへ戻ると缶の再装填が認められます。
そして、回収した9本の缶を装置上部に取り付けられていた専用スロットを装置先端へと移動させ、缶を配置します。
この画像の左上にある専用スロットに缶をセットして
このような感じになります。
さあここからAチームはどのようにして9本の缶を100点ゾーンへ運ぶのでしょうか?
さて、一方のBチームはどうなっているのでしょうか...?
実はなんとBチーム、制御の方が上手にいっておらず機体が上手に動作しておりませんでした。
その間に、Aチームは缶を100点ゾーンへ配置するため台の近くに移動していました。
実は昨日ルールの解説を忘れていたのですが、機体が台の上に登ってしまうと強制リトライとなります。
そのため、各チーム離れた100点ゾーンへ缶をどう配置するか機体を工夫して製作する必要がありました。
そこで、Aチームがとった作戦が...
先端が伸びた!!!!
缶を9本まとめて射出する戦法です!!!
仕組みとしましては機体に装着された空気ボンベに空気を入れ、その空気を使うことで勢いよく発射することができます。
これをすることで、離れた位置からも100点ゾーンへ缶を配置することができるようになっています。
しかし、実は発射の際に伸びる棒の先のキャップが上手に固定できていなかったため、缶が発射されず、逆にキャップが飛んでいくという事態となりました。
Aチームは発射機構が使えなくなってしまい、Bチームは制御が上手にいかず機体が動作しない事態となってしまいました。
このような状況になってしまったため、運営側は得点が0:0ではあるものの今回の試合内容から判断し勝者を決めるということになりました。
運営側による判断の結果、今回はAチームが勝利となりました。
最後にロボコン部部長から
「実際に部内ロボコンという形式ではあるものの、試合を行って分かるエラーっていうのはとても大事なことなので良い経験になったと思いますし、2年生だけでここまで作ったっていうのはかなりすごいと思います。」
という総評がございまして、2025年の部内ロボコンは終了いたしました。
部内ロボコン終了後は、少し雑談ののち片づけに入ったのですが片付けの前にAチームのキャップ部分をゴリラテープで補強した機体の射出機構を見せていだたきました。
これが当時生で見れて感動しました。
これが成功していたら高得点間違いなしと考えると...とても興奮します。
また試合終了後Bチームの機体が動作したのですが、缶の回収機構の方は上手に動作しませんでした。
ちなみに私もBチームのマシンを操作させていだたいたのですが、操作方法が掴めずロボットと一緒にぐるぐる円を描いて回るという事態になりました。
PlayStation5のコントローラーを使って有線で操作する関係上、ケーブルのことも考えながら動かす必要があります。
今回、Bチームの機体の動作を解説することが出来ませんでしたが私が予想するにBチームのマシンは
真ん中の長い機構で缶を集め、機体のそれぞれ左右にある回収機構のようなもので缶を台へ配置するのだと予想しています。
ちなみに、Aチームの方に後で聞いたのですが
「Bチームはラズパイの不具合で作業が遅れたのと、三輪オムニという少し制御が難しい方式をロボットの移動に使用していたため完全に制御や出力調整ができず機体が動かなかったのではないか」
と教えていただきました。
そして、機体の制御部分に使われているRaspberry Piや制御基板などを見てめちゃくちゃ興奮していました。
こういう感じのメカニック系って憧れますよね。
今回は、昨日と今日で2025年呉高専の部内ロボコンの様子をお送りしましたがいかがでしたでしょうか?
これでロボコンに興味を持っていただけたら幸いです。
最後に、部内ロボコンの様子をブログへの掲載許可をくださった呉高専ロボット制作部の方々、本当にありがとうございました。
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