アカウント乗っ取り最近多いよね (手口もなかなかお上手で)
皆さんこんにちは、紫夜千景です。
今日は最近話題になっているXのアカウント乗っ取りです。
この前こんな感じのDMが送られてきたんですよね。
普通なら気になってクリックしてサイトを見ようとしてみますが、送られてきたのがDMで話したことないユーザーだったり、フォローしててもポストで話したことのないユーザーから送られてくることが多かったので一旦無視しました。
実際これの何が危ないかというと、このリンクをアクセスすると下記のような感じのページに飛ぶんですが、実はいくつかのリンクを経由してるので正確なページのリンクが分からないように偽装されてるんですよね。
最初はXの短縮リンクのサイトに行ったと思ったら、今度はWhatsAppで使われている短縮リンクのサイトに飛ばされて、最後はGoogle翻訳を通して下記の様なページに飛ばされます。
Google翻訳を使ってくるので本来のページのリンクが分かりづらくなっているのでめんどくさいですね。
このサイトは、どのユーザーが今自分のXのプロフィールにアクセスしたかとかいうのを調べてくれるサイトだそうです。
危なくないように見えますが、これが落とし穴なんですよね。
実はこのサイトを使うにはXのアカウントに権限を与える必要があるんですが、ここが注意すべき点なんです。
本来なら、Xのアカウントに別でアクセスできるようにする際にはこんな感じの画面が表示されるはずです。
しかし、Xで送られてくるDMのリンクのサイトでサインインしようとすると
こんなログイン画面が出てきますが、これ正規のXのログイン画面じゃないのでこれにIDやパスワードを打ち込むと情報が変なところに送られてアカウントが乗っ取られます。
で、このログイン画面のタチの悪いところが存在しないユーザー名とか間違ってるパスワードとかを入力すると、ちゃんとエラー表示が出るようになってるんですよね。
サイトの作りには関心しましたが、やってることには悪意しかありません。
これでアカウントの正確なIDやパスワードを入力してしまうと、すぐアカウントが乗っ取られます。
実際、実験でちゃんとしたIDとパスワードを打ち込んだ矢先にメールに
知らない誰かがアカウントにログインしたという通知が飛んできました。
速攻で「設定とプライバシー」から「セキュリティとアカウントアクセス」、「アプリとセッション」から「セッション」を押して、知らないところからログインしてる端末をログアウトさせました。
この方法でログアウトさせることが可能なので不安な方はお試しを。
もしアカウントが乗っ取られてしまった方は、すぐにパスワードの変更をおススメします。
また、Xのパスワードをほかのサービスと一緒にしている方がいたらそちらも変更しておきましょう。
Xのアカウントに登録されているメールアドレスを調べてそこからさらにログイン情報を得ることも可能です。
例えばGoogleアカウントへのログインとか、その他サービスへのログインなど。
一番対策で有効なのは
「いくら親しい人から送られてきたからといって怪しいサイトへのリンクを開かない」
ですかね。
そもそも、送られてきたリンクを開かなかったらアカウントを乗っ取られる心配もないですからね。
もし、
「アカウントが乗っ取られて他の人にもリンクをDMで送ってしまっていた!」
となったらその際は送ってしまったユーザーにリンクを開かないように説明することでも被害を減らすことができます。
今回は、Xの正規機能に偽装することでユーザーのログイン情報を盗み取り、悪用する手法の対策についてお話ししました。
少しでも対策になれば幸いです。
昔独学でセキュリティ系ちょっと勉強やってやめたけどこれを機に再びやってみようかな。
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